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こんにちは、管理栄養士ママみみです。
今回は短大卒の私が管理栄養士試験にチャレンジし、合格するまでの体験談をご紹介します。
短大を卒業し栄養士として就職したときには「実務経験3年経ったらすぐにチャレンジしよう」と心に誓ったはずなのに、仕事の忙しさに追われ、なにもできないまま月日が過ぎていく。
でも、願書の受付期間や合格発表のタイミングには関係ないのに心がざわざわする、という数年を送っていました。
合格するまでは本当に大変だったけれど、管理栄養士を持っていたからこそ声をかけてもらえた仕事もあったし、何より自分に自信がついたことが大きかった!
知識はもちろん、私って自分のために頑張れるんだ!と思えたことが何よりの財産かも。
…きれいな事だけ言ってしまったけれど、一筋縄ではいかなかった恥ずかしい部分も正直に書きます!!
同じように悩んでいる方に読んでもらえたら嬉しいです。
・次を最後の試験にしたい短大卒の栄養士さん
・家庭を持ちながら資格にチャレンジしたいと思っている人
保育園に勤めていた頃、実務経験3年を過ぎていたことがさすがに気になり1回目の受験をしました。
某通信教育のテキストを数万かけて購入し、買って満足。時間に追われて、大した勉強をしないまま受験。
結果不合格!!当然の結果でした。
- 勉強時間が圧倒的に足りなかった。
- 絶対に合格するという意思がなかった。←受かったらいいな~で勉強していた。
- テキストが膨大すぎて何を勉強していいか分からなかった。
最後の理由も自分自身の問題。もちろんテキストのせいではありません。
- 短大卒
- 結婚済、子なし
- 週4~5パート(管理栄養士アシスタント)+料理教室運営 1回/月
保育園から転職をして数年。転職先はとても優秀な方が多く、もちろんほとんどの方が管理栄養士を取得済み。
資格を信頼にかえてバリバリ働く姿に憧れつつも、忙しいことを言い訳に資格の事は気にしていないふりをしていました。
そんな私の態度を見かねた上司から
あなたもそろそろ管理栄養士の資格が必要だよ。
この言葉にはさすがにどきっとしました。「みんなのようになれない、私には無理」と思っていたことを見抜かれたようで恥ずかしかったし、情けなかったです。
この言葉に感化され、私のチャレンジが始まりました。
この時点で社会人6年目。
子どもはいないけど主婦業と両立できるのか不安。。
1回目から数年後再チャレンジ、がんばるぞ~!!
上記の状況だったため、仕事と家事の両立が課題。
全部自分でしないといけない!とやる気だけはあった私が用意したものは「根性」!!
まじか、、!!
やる気があればいける!と謎の体育会系魂を出してしまった私は、仕事をして、家事をして、寝る時間を削って勉強して…という生活を始めました。
当日受験をばっくれ!!!
無理なやり方をして受験勉強が継続できず不合格確定だったので、受験会場にすら行きませんでした。
今だったら、大人が根性論で時間を捻出出来るわけはないし、続けられないやり方をするべきでないと思えるのですが、当時は周りが見えなくなっていたんですよね。
上司には合格発表の日に合わせて、不合格でしたとだけ伝えました。
ホント最低でごめんなさい。勉強できていないこと上司も気付いていたと思います。
恥ずかしすぎるし、情けなかった。。
2回目の受験での不甲斐なさでやっと心を入れ替えた私。
こんな自分とは決別する!絶対に今回で合格する!
周りや特に夫には協力してもらう必要があったので、本気で受験する事を伝えました。
全然合格ラインに届いていない状態での宣言はこわかったですが、人に伝え、人を巻き込むことで更に自分の意識が変わったのを覚えています。
今回は根性ではなく笑、きちんと勉強時間を確保するために下記のことをしました。
- 掃除回数の見直し
- 乾燥機付き洗濯機の導入
- ミールキットの使用
- 買い物はネットで!
- 夫に協力してもらう
大きく導入したのは洗濯機でしたが、本当に良かった!
今までおひさまが出ている時にしか出来なかった洗濯が、夜でも可能になったことで夫にも協力してもらいやすくなりました。
夫も私が本気で勉強する姿を見れば見るほど家事をしてくれるように。
自分の本気は人に伝わると分かったし、それが励みになりさらに頑張るようになりました。
一つ一つから捻出される時間は小さいけれど、この時間を大切にすることで受かったと思っています。
5分でも合格に繋がる一歩!!
- 休みは基本勉強!
- 会社に相談して休みを試験直前に固めてもらった
秋頃からは、休みの日は10時間以上勉強していました。
朝からカフェか図書館。昼ごはんだけ帰って、またカフェか図書館。
睡眠時間は減らさなかったけれど、空いた時間は全て勉強。
何年ももやもやするなら数か月頑張った方がいい!と心底理解したので、正直短大受験より頑張りました。
また、会社にも試験直前の2.3月に休みを集中させてもらえるよう、前々からダメもとで打診。
言ってみると快く調整してくださったので、本当にありがたかったです。
会社って案外柔軟に対応してくれるんだと勉強になった一件でした。
という訳で、私は3回目の試験でやっと合格を手にすることが出来ました。(私が合格した年の短大卒合格率は22.8%でした。)
前年、不義理を働いてしまった上司にも報告したところ、
今年は受かると思っていた
と言ってもらえたのが何よりのご褒美でした。
本当に時間はかかったし大変だったけれど、メンタルも知識も鍛えられて頑張りぬいてよかった!!
今でも大変な時を支えてくれるおまもりのような時間でした。
- 仕事の幅が広がった
- クライアントからの信頼度が高まった
- 勉強し続けないといけないことが理解できた
会社で管理栄養士にしかさせないと決まっていた乳幼児栄養講座を担当出来たり、クライアントから学ぶ姿勢がある人としてプラスに見ていただけたこともありました。
また、思い切り勉強したことで、合格して終わりではないことも身に染みて感じることが出来ました。
次の成長に繋がるように今も少しずつ勉強しているところです。
- 時間の作り方がわかった
- 逃げずに努力できるようになった
- 頑張れた自分を少し好きになれた
- 夫がFP1級を取得した
時間を捻出する為に工夫したことを今子育てに活かせています!
また、これだけの労力や時間を大人になってから費やしたことで「年齢を言い訳にせず頑張れる」土台が出来ました。
ブログにもこの経験があったからチャレンジできたのかもしれません
あと私の姿に感化されたと言ってくれて、そこからチャレンジした夫がFP1級に合格!
私も夫にたくさん助けてもらい感謝の気持ちが大きくなったり、家族でいい影響を与え合えたことが嬉しかったです。
結局私が合格できたのは28歳、卒業から8年後でした。
実務経験を積み受験を悩んでいる方、学生時代の知識が少しでも頭に残っていて、頭が少しでも柔らかい「今」チャレンジして欲しいです。
私が合格したときに使ったのは女子栄養大学の過去問とキーワード集が中心でした。
あとはどれだけ覚悟を決めて勉強できるかだと思います。
短大卒で管理栄養士になろう!とチャレンジする方が1人でも多く合格をつかみとれますように!