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年長の娘を育てている管理栄養士ママみみです。
「早く食べて」「もうすぐおうち出る時間だよ!」「まだ食べてるの?!」
子どもが食べるのに時間がかかると本当に大変ですよね。毎朝食事をさせるだけでぐったりという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
乳幼児の食事の状況等を調査する乳幼児栄養調査でも幼児期の保護者の3割以上が困りごととして挙げているようです。
そこで今回は、食事の時間がかかりすぎる時に意識したい事をご紹介します。
食と一見関係なさそうですが、まずは出来る範囲で子どもの生活や体調そして環境を整えてあげること、食に興味がなかったり、食べ方がわからない子には怒らず大好きなママパパのまねっこをさせてみることで少しずつ改善していきませんか?
時間がかかる方法に感じますが、まずはお休みの日など余裕があるときに試してみてほしいと思います。
この記事が少しでもスムーズで楽しい食事の時間のお手伝いになると嬉しいです。
実は5歳の娘も食事に時間がかかっています。赤ちゃんの時の方が時間がかからなかったかも。。
小学校の給食の時間も心配。一緒に頑張りましょう~!!
・食べるのに時間がかかるお子さんがいる方
・お子さんの朝の準備をスムーズにしたい方
・食事の時間をお子さんとなるべく楽しく穏やかに過ごしたい方
多くの親御さんが困りごとに挙げる「食事に時間がかかる!」という問題ですが、お子さんによって、また同じお子さんでも日によって理由は違うことがあります。
大人でも生活が普段と違ったり、気になる事があると食事がおろそかになるものです。子どもも同じで、生活習慣がその子なりに整わないと食べにくいことがあります。どんな生活や環境が食事に影響するかご紹介します。
寝るのが遅かった翌朝の食事や、疲れて帰ってきて食事より先に眠気が来てしまったなど、眠くてぼーっとしてしまうと食べるのにも時間がかかりますよね。寝る時間や帰ってくる時間は、親の仕事や習い事などで変えることが難しい方も多いと思います。習い事の合間に食べさせる、お惣菜に頼るなど、ご家庭で無理のない範囲で調整していけるとよいですね。
夜消化しにくい油ものをたくさん食べた翌朝、おやつを食べすぎた後の夕食、雨で体を動かす遊びが出来ず活動量が少なかった日、異様に食べた日(時々こういう日がありませんか?)の翌朝、便秘でお腹が張っているなど。そもそもお腹が空いていないので、意欲的に食べられないという日も食事に時間がかかりがちです。
体調が悪かったり、暑かったりする時も食欲が落ちて食べるのに時間がかかりますね。
テレビやタブレットがついている、テーブルや周りにおもちゃがある、食事より興味をそそられるものが近くにあると食事への集中力は半減してしまいます。
- 声掛けや雰囲気で(早く食べなきゃ)とプレッシャーがかかり、周りが気になっていませんか?
- 平日はパパママとお話しできるのが食卓中心になりがち。お話しに夢中になってお箸が止まっていませんか?
- 一口が小さかったり、箸がうまく使えていなかったり、意欲はあるのに食べ方がわからず時間がかかっていませんか?
- 元々食べる事への興味が薄い時期ではありませんか?(親御さんのせいではなく、そういった時期がある子はいる印象です)
時間がかかる理由は様々。何故時間がかかるのかお子さんをよく観察してみて。
気になるところがあれば改善のチャンスです。
まずは、上記のような生活や体調、環境に気になるところがあれば、ご家庭で無理のない範囲で調整していきましょう。
お腹が空きにくい子は、おやつを控え目にしたり、食事の2~3時間前には済ませておきたいですね。
雨でも室内で体を動かせるようなおもちゃを置いたり、一緒に体操やダンスでお腹を空かせることもおすすめです。
空腹だとしっかり食べてくれるし、お箸の進みも早いですよね。
気が散ってしまう子は、テレビを消す、座る位置を変えておもちゃが目に入りにくくするなども手軽にチャレンジできそうです。
うちでは雨の日はラジオ体操とラララ体操が定番!本気でやったらいい運動になります
その他の理由に挙げた「プレッシャーがかかっている」「お話しに夢中」「食べ方がわからない」「食への興味が薄い」ことが気になるお子さんに試してほしい方法が、親御さんの真似をさせることです。
親御さんをお手本にし正しい食べ方やリズムを教えつつ、楽しい雰囲気を作って興味を持ってもらいましょう。
うちでは、娘に「ママの真似して食べてみて」といい一口の大きさ、次の食べ物を口に運ぶリズムなどを教えていました。
娘はゲーム感覚なのか「次は?」と言いながら楽しそうに食べてくれていました。そして、ただ「早く!」と言う時より早く食べ終わっていました。
親も食事に最後まで付き合う必要があるので一時的に手は取られますが、先々のことを考えると急がば回れでよかった方法のひとつです。
いつもより時間をかけずに食べられたら、できたね!と認めてあげるのも有効でした。
自信を持たせ、怒らずに時間短縮に誘導していきましょう。
まねっこさせる時は一口の大きさなどは子どもに合わせて!
姿勢やお箸の持ち方もまねっこで教えてもいいですね
まねっこは食べ方だけでなく、食事の用意からだともっと興味が増します。
例えば、パンにバターを塗らせる、味噌汁やご飯をよそわせる、おにぎりを握らせるなど、いつも大人がしてしているところを様子を見ながら子どもにお願いしてみるのもおすすめです。
大人と同じことをしたい・自分でしたい幼児期のお子さんは喜んでしてくれるのではないかと思います。
楽しい気持ちが少しでも食への意欲に繋がったらいいですよね。
食べるのに時間かかる子に食べさせるのは本当に大変なことですよね。
我が家の場合、1・2歳の時より、4歳くらいから食事に時間がかかるようになりました。
大好きだった食以外にも興味が広がった成長の証かもしれませんが、とても困りました。
娘は、自分で用意する事で食事のスタート時間は遅くなるものの意欲的に食べることが出来、結果時間短縮に繋がりました。
今でも時間がかかるときは、「ママの真似っこして」と一緒に食事をすることで食事への気持ちを持ち直させています。
毎日のことですからイライラしてしまうこともありますが、お子さんが何でつまずいているかよく観察してみると改善の糸口が見つかるかもしれませんね。
・お子さんの生活、体調、環境を整える
・ママパパのまねっこで正しい食べ方やリズムを楽しく伝える
すぐに改善するという訳ではないと思いますが、この2点を意識しながら成長を見守りましょう。
それでも遅いしどうしても食べない!という子もいると思います。
それはそれで大丈夫! 水分不足になっておらず元気に過ごせているのなら長い目で見てあげて下さいね。
大人でも食べられる量には個人差があるし、となりの子と比べる必要は全くありません。
それより「食べなさい!」という言葉で食事の時間が苦痛になってしまう方が親にとっても子にとっても大問題。
手を尽くしても時間がかかる、食べない時期はあります。
そんな時もまずは親御さん自身が笑って食事を楽しんでくださいね。
その姿がいつか、きっと大きくなって時には、お子さんに届くと思っています。
一緒に頑張りましょう~!